在来作物 葵レストランへ行ってきました

昨日1月19日の日曜日に静岡市賤機(しずはた)都市山村交流センター「安倍ごころ」で行われた在来作物 葵レストランに参加してきました。
230人の申し込みの中、抽選で選ばれた100人に入ることが出来てとてもラッキーでした。(*^_^*)

静岡市賤機(しずはた)都市山村交流センター「安倍ごころ」

静岡市賤機(しずはた)都市山村交流センター「安倍ごころ」



在来作物 葵レストラン

在来作物 葵レストラン



会場には参加者100人の他に運営スタッフさんや来賓の方、テレビや新聞の取材関係者などで大変賑わいました。

参加者100人に運営スタッフや来賓、取材関係者などで賑わいました。

参加者100人に運営スタッフや来賓、取材関係者などで賑わいました。



司会進行は在来作物の調査や紹介を熱心にされている静岡大学の稲垣教授がされ、大変詳しい説明を丁寧にして下さいました。
はじめに今回在来作物を振る舞われたオクシズと呼ばれる静岡市葵区の山間地の地区の方々から、それぞれの在来作物についての歴史や現状などをご説明いただきました。
井川、玉川、大川、梅ヶ島の四地区の在来作物についてご紹介いただきました。
また蕎麦については、手打ち蕎麦 たがたの田形さんから詳しい説明を聞くことが出来て、蕎麦は家康が駿府から江戸に広めた文化ではないか?という説を紹介していただきました。
とても個性的で貴重な在来蕎麦の保存に尽力されていらっしゃるそうです。

静大の稲垣教授とお蕎麦屋さんの田形さん

静大の稲垣教授とお蕎麦屋さんの田形さん



井川小学校で行われた「井川小そばプロジェクト」についても、急遽先生とかわいい1年生が報告してくれました。
焼き畑農業に習って苦労してそばを植え、順調に生育するも鹿に芽を食べられてしまったという残念なエピソードでしたが、同時に自然の厳しさを学ぶという良い体験になったようです。

井川小そばプロジェクトの様子をかわいい1年生が先生と報告してくれました。

井川小そばプロジェクトの様子をかわいい1年生が先生と報告してくれました。



ここから各地の在来作物をそれぞれの郷土料理や新しい調理法でいただきました。

葵レストランのお品書きです。

葵レストランのお品書きです。



まずは多くの料理を振る舞って下さった井川地区から。
最初は漬け物4種類です。
お向いの落合さんがらっきょの懐かしい味に激しく感動されておりました。(*^_^*)
回りからは大根の味や歯ごたえが良いという声が。
私はからしなの辛すぎない味が好きでした。

井川地区の香の物、四品です。

井川地区の香の物、四品です。



続きまして雑穀類の登場です。
ひえおにぎり、きびのぼた餅、あわの切り餅。
おにぎりも美味しかったけど、ぼた餅の香りが強くて美味しかったです。

雑穀。ひえおにぎり、きびのぼた餅、あわの切り餅。

雑穀。ひえおにぎり、きびのぼた餅、あわの切り餅。



お次はジビエの故郷煮。
ジビエとは狩猟によって捕獲された野生の鳥獣のことで、今回は鹿でした。
鹿の肉は刺身でも食べることの出来る良い部位だけを使用して下さった様で、締まった肉質から噛むごとに旨みが出て来ました。
ネギの様に使われているのは小さめのニンニク全体で、鹿の臭みを消しつつ料理全体のバランスを取っているとの事でした。
こんにゃくもプルプルで美味しかったです。

鹿肉を使ったジビエの故郷煮です。

鹿肉を使ったジビエの故郷煮です。



正月のごった煮。
この時期にあるあり合わせの野菜で作る郷土料理の様です。
とても優しい味付けです~っと体に入っていく感じです。

正月のごった煮。とても優しい味です。

正月のごった煮。とても優しい味です。



写真手前は、ずいきと豆の仲良し煮。ずいきとは里芋の八つ頭の茎で、いわゆる芋がらです。これと地元のとても大きな落花生の煮込み。食べ応えもあって美味しいです。

写真右側が、じゃがいもの煮っころがし。井川おらんどという在来じゃがいもですが、独特の風味があって大変美味しいです。

写真左側は、井川特産すずしろこん柚子味噌かけ。こんにゃくに大根の葉を混ぜて、綺麗なグリーンが爽やかで柔らかプルプルです。

ずいきと豆の仲良し煮。じゃがいもの煮っころがし。井川特産すずしろこん柚子味噌かけ。

ずいきと豆の仲良し煮。じゃがいもの煮っころがし。井川特産すずしろこん柚子味噌かけ。



里芋のチーズスパイシー。
故郷の味が続く中、一際目立つ現代料理で美味しかったです。
鈴木学園の生徒さんが昨年夏に考案されたそうです。

鈴木学園の生徒さんが考案された、里芋のチーズスパイシー。

鈴木学園の生徒さんが考案された、里芋のチーズスパイシー。



やまめの地味噌焼き。
内臓を取ったお腹に地味噌を入れて焼いてあります。
味噌が香ばしくて美味しいです。久しぶりにやまめを食べました。(*^_^*)

やまめの地味噌焼き。

やまめの地味噌焼き。



ジビエのニラ餃子。
餃子の餡は鹿の肉とニンニクです。
パンチが効いていて美味しいです。
完全に呑みたい気分全開になってきますw

ジビエのニラ餃子。

ジビエのニラ餃子。



井川地区の料理はひとまず一段落して、梅ヶ島地区の料理の登場です。
写真手前は、芋がらの煮付け。優しい味の伝統料理です。
写真真中は、大野菜(おおのな)の和え物。古くから交流の深かった身延の大野地区から持ち込まれた大野菜の和え物です。くせが無くて食べやすい青菜です。
写真奥はいんげん豆の煮もの。通常は中身だけを食べるいんげん豆系ですが、この品種はさやも食べられる珍しい品種です。

梅ヶ島地区の大野菜の和え物、芋がらの煮付け、いんげん豆の煮もの。

梅ヶ島地区の大野菜の和え物、芋がらの煮付け、いんげん豆の煮もの。



こちらがその大野菜です。
静岡でお正月に食べる京菜の様な感じで、クセが無くて食べやすいです。
寒さに当たって甘みも出ていました。

身延の大野地区から持ち込まれたという大野菜です。

身延の大野地区から持ち込まれたという大野菜です。



次は大川地区の100年そばです。
木の実の様な強い香りがして味もしっかりあります。
まずはそのまま味を確かめて、塩で食べるのがお勧めだそうです。
二八そばの割粉二割にも地元の小麦を使用しているというこだわりよう。
とっても美味しいです!
「しんや」というお店で食べられるようですが、ググっても探せませんでした。(^0^;)
小さいチラシをもらってくれば良かった…

大川地区の100年そば。

大川地区の100年そば。



在来蕎麦の種です。
これが大川地区の100年そばだったかな?
すいません記憶がかすれてきました。(^0^;)

在来蕎麦の種です。

在来蕎麦の種です。



この辺り若干順番が前後して紹介しているかもしれませんがご了承下さい。
それぞれの在来作物を郷土料理で楽しんだ後は、フランス料理「Pissenlit」(ピサンリ)の有馬シェフによるフランス料理の登場です。
有馬さんには昨年の夏に自然薯屋も食用ほおずきでお世話になりました。(*^_^*)
稲垣教授と知り合って在来作物に興味を持たれ、この様なイベントで協力をされていらっしゃる様です。

フランス料理「Pissenlit」(ピサンリ)の有馬シェフ

フランス料理「Pissenlit」(ピサンリ)の有馬シェフ



写真左側は、里芋アオガラのテリーヌ仕立て。これはネットリした里芋の食感がたまりません。
写真右側が、里芋クロガラのテリーヌ仕立て。こちらはホクホクした食感でそれぞれの違いを楽しめます。
写真真中は、井川の在来そばのガレット。そばのお焼きで包んだ中には里芋とそばがトロッと入れられていたようで、食感も味も最高でした。(*^_^*)

里芋アオガラとクロガラのテリーヌ仕立て、井川の在来そばのガレット。

里芋アオガラとクロガラのテリーヌ仕立て、井川の在来そばのガレット。



あまごの赤ワイン煮トリュフの香り。
とても美味しいソースに少しトリュフが入っているとのこと。
初めての味わいで驚きの美味しさでした。

横に、きび・ひえ・あわのリゾットが添えられています。
ソースと一緒にいただけば雑穀の食感と一緒に楽しむ事ができます。

そして一見付け合わせの様に見えた在来ジャガイモおらんどのコンフィ。
コンフィとは焼くでも揚げるでもなく、低温の油でじっくり加熱する新しい調理法なのだそうですが、これがおらんどの味と抜群のマッチングでメチャメチャ美味しかったです。
私はこのおらんどのコンフィが一番印象に残りました。

あまごの赤ワイン煮トリュフの香り、きび・ひえ・あわのリゾット、おらんどのコンフィ。

あまごの赤ワイン煮トリュフの香り、きび・ひえ・あわのリゾット、おらんどのコンフィ。



最後はデザートをいただきました。
まずは井川地区のとうもろこしプリンと柚子のゼリー。
プリンはとうもろこしのまんまか?というほどの驚きの味。
柚子はとても良い香りに私好みの絶妙のパンチが効いた酸味で本当に美味しかったです。

井川地区、とうもろこしプリン、柚子のゼリー。

井川地区、とうもろこしプリン、柚子のゼリー。



続いても井川地区、こうぼうきびの焼餅。
焼かれてしっかりとした香ばしいお餅に、甘さを控えたあんこが入っています。
優しくて素朴な美味しさです。

井川地区、こうぼうきびの焼餅。

井川地区、こうぼうきびの焼餅。



お次は玉川地区、在来ゴマのかりんとう。
一般的なかりんとうの様に固くなくて柔らかい食感で、子供からお年寄りまで安心して食べられる優しいお味のかりんとうです。
お茶の粉をまぶした緑のタイプも含めて3種類。
持ち帰りたい気持ちでした。(*^_^*)

玉川地区、在来ゴマのかりんとう。

玉川地区、在来ゴマのかりんとう。



最後は玉川地区の、そばべったらの柚子マーマレードのせ、玉川のいものこ。
写真手前右側のそばべったらに、中央の柚子マーマレードをのせて食べます。
そばの風味と柚子の風味も上手くマッチして本当に美味しいです。
途中で帰られた方の分もいただきましたw

いものこは至って素朴な味です。
こちらの在来さつまいもは甘みが少ないので、砂糖を加えて練って干した物です。
子供のおやつには最適ですね。

玉川地区、そばべったらの柚子マーマレードのせ、玉川のいものこ。

玉川地区、そばべったらの柚子マーマレードのせ、玉川のいものこ。



写真を採り忘れましたが、たまかわの在来茶をいただきながら、この様な貴重な在来作物を素晴らしい料理で食べることができて非常に感激でした。

私自身も極力在来種を栽培したり、少しでも自家採種を試しているので、非常に興味深く勉強になる一日となりました。

一日仕事を休んでのイベントとなるとなかなか出掛けられませんが、参加者の皆さんはそれぞれの地区現地でのイベントを希望されていました。
これからも出来るだけ参加してみたいと思います。

静大の稲垣教授を始め、在来作物の保存や紹介に協力されている皆さんには今度もぜひ頑張っていただきたいと思います。

とても珍しい黒いトウモロコシについて説明する静大の稲垣教授。

とても珍しい黒いトウモロコシについて説明する静大の稲垣教授。



開催前から何度も試行錯誤しながら料理を振る舞って下さった地元のお母さん方。

開催前から何度も試行錯誤しながら料理を振る舞って下さった地元のお母さん方。



大変貴重な在来種の種が色々展示されていました。

大変貴重な在来種の種が色々展示されていました。



見たことも無い様な、カブの様なたぶん葉菜。

見たことも無い様な、カブの様なたぶん葉菜。



井川在来おらんどは右側かな?何という美味しいじゃがいもなんでしょうか?植えたいw

井川在来おらんどは右側かな?何という美味しいじゃがいもなんでしょうか?植えたいw



様々な在来雑穀の紹介です。工夫して調理をして食べたんですね。

様々な在来雑穀の紹介です。工夫して調理をして食べたんですね。



こちらも在来雑穀です。オクシズ地域は水田が無く、雑穀を栽培していたそうです。

こちらも在来雑穀です。オクシズ地域は水田が無く、雑穀を栽培していたそうです。



帰り際に撮った曙橋付近の写真で、葵レストランの報告を終わりたいと思います。
超大作を最後までご覧いただきましてありがとうございました。m(_ _)m

曙橋です。

曙橋です。



曙橋から北上する道路の風景です。

曙橋から北上する道路の風景です。



曙橋付近から対岸の山間を撮った写真です。

曙橋付近から対岸の山間を撮った写真です。


2 Responses to “在来作物 葵レストランへ行ってきました”

  1. 河野真治 より:

     教えてほしい。静岡井川在来種ラッカセイ種を購入したい。
    三島で晴耕、雨読しているものです。毎年普通の落花生は沢山作っています、井川の物は種が3つ位入り、少し小粒かな?

    • jinennjo より:

      河野さん 井川の在来種の種は基本的に外へ出してくれないようです。
      あくまでも在来にこだわって現地だけで生産するべきみたいな。
      プロジェクトZの稲垣栄洋さんにお問い合わせ下さい。
      inago@uv.tnc.ne.jp
      @を@に変えて下さいね。
      ではよろしくお願いします。

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