映画「よみがえりのレシピ」の感想

6月16日(日)19:00から静岡シネギャラリーで映画「よみがえりのレシピ」の先行上映会に参加して映画を見てきました。

最初は監督さんと地元の有機農家の青木さんとのトークイベントもありました。

よみがえりのレシピ 先行上映会にて

よみがえりのレシピ 先行上映会にて



受付で前売り券を渡したら、ラフランスのジュースをくれました。
とても甘くて美味しかったです。

さて映画の内容ですが、食味や生産性を改善する為品種改良が進む野菜の中で、古くから各地方で食べられていた在来種の種が絶えてしまっているということ。それを残していこうよということ。独特の風味を持った野菜を上手に食べようよということだと思います。

種の多様性という意味でも在来種の保存は必要でしょうし、品種改良された種しか無いというのも確かになんだか不安だったりします。

ただ、昔の野菜は今の野菜の様に甘かったりせず、アクが強かったり、苦みや渋みがあったりします。

本来持つ野菜の個性をどうやって生かすか?
甘い野菜が本当に美味しい野菜なのか?

なかなか難しいところもありますが、映画の中では少し苦みのあるキューリなんかも子供達が美味しいといって食べていましたので、ある程度は慣れかなと思いました。

有名シェフであるアル・ケッチァーノの奥田政行さんが、地元の在来種を生かしたイタリアン料理で人気になっていますが、料理人が食材を料理するという感覚では無く、料理人が野菜に寄り添っていくことで独特の個性を持つ在来種が生きてくるというお話しでした。

農家にとっては素晴らしい料理人さんだなぁと思います。(*^_^*)


農家の私にとって印象的だったのは、焼き畑農業の様子でした。

焼き畑農業のことをあまりしらなくて、山林を焼いて開発するあまりよくない行為だと思っていたのですが全く逆で、森を守りながら全てを循環させて、その恩恵をいただく様な農業でした。

植林から長い時間が経ったり、自然災害で商品にならなくなってしまい伐採しなければいけない山の木を伐採して、伐採した木をその場で野焼きします。

映画ではその後に地元のカブを植えていました。

畑として使えるのはこの1年か一作で、その後また植林するそうです。

この野焼きの技術の継承ができなければ、森の管理ができなくなってしまう可能性もあります。

林業が衰退する中で難しい問題ですね。

消火もせずに自然に火が消えていくという野焼きの技術もさることながら、その野焼きの作業や、その後畑にしていく作業の大変さが半端ではありません。

深夜から火を付けて、熱い火を前にみんなで火の誘導や、燃えかすの片付けを急勾配の山の斜面でテキパキとしていきます。

燃えかすの整理や片付けも、あんな過酷な状況では大変なことです。

それを70歳前後のおばあちゃんもシャキシャキやってました。

私できなさそうでした。(^_^;)
これ見たら頑張らなきゃなと思いましたよ。

その山の斜面に、在来種のカブの種を花咲かじいさんみたいにばらまいて、土をかけ、収穫時には山一面がカブで覆われているという、なんとも言えない景色を見ることが出来ました。

こんな風に植えられるんだなぁ~と。

そんな訳で、種の保存、文化の保存、山の管理など色々な側面からも、ぜひ皆さんに見ていただきたい映画だなと思いました。

監督さんが32歳ということに大変驚きましたよ。(^_^)

よみがえりのレシピについての詳細はこちらをご覧下さい。

よみがえりのレシピ公式サイト
映画「よみがえりのレシピ」@静岡
よみがえりのレシピFaceBookページ
アル・ケッチァーノ

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