炭素循環農法(たんじゅん農法)城雄二さんの圃場を見学

昨日4月21日(日)に炭素循環農法(たんじゅん農法)を提唱されている城雄二(しろゆうじ)さんの圃場とお宅にお邪魔してきました。

昨年の秋から炭素循環農法を導入し、ある程度の手応えを感じている部分と、自然薯など栽培期間の長い作物への対応や炭素資材の入手や使用法について不安もあったため、直接お電話をして訪問をお願いしました。

前日の夜、突然電話でお願いしたにも関わらず、雨の中圃場で色々説明していただいた上に、その後ご自宅にお招きいただき長々とお話しを伺い、お昼ご飯までご馳走になってしまいました。

心から感謝致します。

私、浮かれてまた手ぶらでお邪魔してしまいました。

もういい年をしたおっさんなのにアホです。(^_^;)

さて、朝9時に待ち合わせをして圃場へ到着しました。

こちらが城雄二さんです。

炭素循環農法の城雄二さん

炭素循環農法の城雄二さん



こちらのチップが一番使いやすい資材の様です。
空気の層ができて半年程度と長期間炭素の供給ができます。

炭素資材のチップ

炭素資材のチップ



畑のあちこちに、業者から購入してきたチップが山積みされています。
一時破砕、二時破砕と呼ばれる様な大きさの違うチップを組み合わせたりしているそうです。
それぞれ大きさや分解の時間が違うため良さがあるそうです。

炭素資材チップ2

炭素資材チップ2



このように畝下にチップや剪定枝などの炭素資材を敷き詰めていきます。
これで微生物に餌として炭素を供給することができるということです。

畝下のチップ

畝下のチップ



炭素循環農法と言えるのは白菜が出来る様になってから!
と言われますが、正にキレイに育つ白菜です。

白菜

白菜



キャベツもキレイに出来ていますね。

キャベツ

キャベツ



このネギを視察に見えたネギ屋さんが「負けた」と言って帰ったそうです。
この時期にネギの先端がほとんど黄色くなっていないということは、畑の状態がとても良いということなのだそうです。

ネギ

ネギ



城さんが今日食べたいからと抜いたネギです。
本当に土がフカフカです。

こいだネギ

こいだネギ



キレイに育っている絹さや。
だと思ったなぁ~
スナックエンドウもあったかな?(^_^;)

絹さや

絹さや



若干、葉の縁が黄色掛かって見えましたが、力強く育つゴボウ。

ゴボウ

ゴボウ



水はけを良くするため、できるだけ高畝に出来ると良いそうです。
たんじゅん農法では植え付け時以外に水やりしません。
キューリも水やりしないとは信じられません。(^_^;)

高畝

高畝



基本的な畑の様子はこんな感じです。
微生物の働きが良くなってくれば、それ程高畝にする必要もないとのことです。

畝の様子

畝の様子



雨の中、一通り圃場を拝見させていただき、最低限お聞きしたいと思ってメモ書きを持って行った内容も全て聞けたので失礼しようかと思いましたが、城さんが家へ寄ってって下さいとお招き下さいました。
お昼前まで色々なお話を伺いました。

次々に何とか農法に目が向いてしまう人間のアタマの問題。
誰かに頼ろうとする、答えを求めようとする人間の頭の問題。
答えは自然に聞くしか無い。
つまり試すしかないということ。
全くですが、やはり1人ですと不安になりますので、せめて情報交換できる仲間とのネットワークが必要だね、というお話になりました。

そして、数日発酵させるという発酵玄米と、品数豊富な優しい味付けの菜食というなんとも贅沢なお昼ご飯までご馳走になってしまいました。
至れり尽くせりで申し訳なし。(^_^;)
なんて素晴らしいお方なのだ。

発酵玄米と菜食の昼食

発酵玄米と菜食の昼食



発酵玄米を圧力鍋で炊くというお話しに、圧力鍋は危険だという説がありますがいかがですか?という質問をしたところ、何故危険と言うのか?となり、自然界に無い圧力が掛かると組織が壊れるとか…とお伝えしましたところ、「美味しい」というのが答えじゃないの?とお話し下さいました。

そして、人間も農業も圧力を掛けられて生きている、それが発酵、それが命、これが宇宙の法則というお話になりました。
何かを極めた方達は皆さん、私の様な凡人には理解しがたい一歩進んだ考えを持っておられます。
大変興味深かったので色々お聞きすると、本を紹介して下さいましたので購入しました。

ぜんぶ実験で確かめた 宇宙にたった1つの神様の仕組み(超☆わくわく)
フリーエネルギー版 宇宙にたった1つの神様の仕組み (超☆わくわく)

宇宙にたった1つの神様の仕組み

宇宙にたった1つの神様の仕組み



半日フルにお付き合いいただき、たくさんの貴重なお話しを伺うことができて本当に感謝です。
城さん、どうもありがとうございます。

帰り際に「ありがとうございました」というと、「ました」は終わり、「ます」はますますということで、「ありがとうございます」と言わなきゃダメだよと。(*^_^*)

最後に、今回勉強させていただいた内容をメモを兼ねてシェアさせていただきますね。

・廃菌床は1cm程度まいて表層の土と混ぜる。混ぜる事が大事。
・廃菌床は糸状菌がたくさんいるので大変つかいやすい炭素資材だが2ヶ月程度で炭素が無くなるので補充する。栽培期間中の補充は畝下の土と混ぜれば良い。
・チップや剪定枝は半年程度利用できる。空気の層ができてとても良い炭素資材。
・水は植え付け時しかやらない。水は微生物が持ってくる。1ヶ月以上雨が降らなければ考えるが、ブラジルの林幸美さんは4ヶ月雨が降らなくてもキレイな野菜を作っている。
・炭素:窒素が30:1。コレが基本。人間も植物もみんなこのバランスで出来ている。このバランスで発酵し、窒素が多ければ腐敗へ向かう。
・慣行農法は炭素:窒素が15:1程度。だから腐敗する。
・バークは炭素:窒素が100:1程度で窒素が足りないので、起爆剤として糠などの有機資材を加える。
・畜糞やおからなど腐敗しやすい資材でも、炭素:窒素=30:1を目安に他の資材と組み合わせてうまく利用すれば良い。
・細かいオガコは空気の層ができないので、他の形が粗い資材と組み合わせて使った方が良い。
・有機物マルチは特に必要ない。雨がイヤなのでビニールマルチをした方が良い。
・乳酸菌やEM菌は強すぎる。病気の時は良いが、健全な畑には必要ない。
・ミネラルの投入も必要だが、まずは炭素資材での微生物繁殖をしっかりやる。外材の塩分も濃度が濃くなければミネラルの補給になるだろう。
・キノコ菌が微生物のピラミッドの頂点。
・昔、山でおしっこをしようとしたら怒られたという話がある。なぜなら、そこはキノコが生える所で、養分があるとキノコ菌ができなくなるから。肥料(窒素)をやるとキノコ菌が死ぬ。
・病気が出る所は、排水性の改善、硬盤層の改善を優先する。それでも問題があればソルゴーなどで肥料分を抜く。ソルゴーは茶色くなったらすき込んで良い。
・豆科以外の作物は全て連作が可能。豆科は窒素を固定してしまうから連作できない。

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